FASGR

主要マーケットと時間の管理




主要マーケットと時間の管理システム 


トレードでは、時間がとても重要であり、その中でも、特定の時刻が重要となります。

例えば、FXでは、
月曜から金曜まで 毎日、一日中、24 時間トレードを行うことが可能ですが、価格は、この24時間の間、常に同じような動きをするわけでなく、時間によって大きく異なる動きをします。

価格が大きく動く場合、大きく動く起点となる時刻があります。それは、デイトレードであれば、主要なマーケットが開始する時刻です。日本や香港シンガポール、欧州、英国ロンドン、米国、米国の株式など、これらマーケットの開始時刻から、価格が大きく動くことはよくあることです。また、15分足、30分足、1時間足、4時間足の始値の時刻からも、価格が大きく動くことがよくあります。

そのため、特定の時刻を意識してトレードすることが大切となってきます。

FASGRでは、主要マーケットの始値を用いた、主要マーケットの管理システムと上位時間足の始値を用いた、時間足の管理システムによって、特定の時刻を意識してトレードすることが可能となっています。

主要マーケットと時間の管理システム





主要マーケットの管理システム


主要マーケットの管理システムでは、日本の東京市場、香港・シンガポール市場、ヨーロッパ市場、米国市場などの主要なマーケットの開始時間の始値を水平に延長したライン、マーケットオープンライン(MOL)を用いて管理します。

また、アジア、ヨーロッパ、米国の3大マーケットについては、開始時間の近い2つのマーケットのオープンラインで囲まれた部分をマーケットオープンゾーン(MOZ)と定義して管理します。

MOLとMOZを用いることで、主要マーケットの参加者の動向を意識しながら、主要マーケットが買い優勢なのか、売り優勢なのかを判断してトレードを行うことが可能となります。



マーケットの開始時間と価格を表示した MOLとMOZ



時間足の管理システム


時間足の管理システムでは、チャート上に、上位時間足の始値を水平に延長したライン、タイムフレームオープンライン(TOL)を用いて管理します。表示チャートに、2~4の上位時間足のタイムフレームオープンラインを表示することで、上位時間足が陽線なのか陰線なのか、を判断してトレードできます。



上位時間足の始値を水平に伸ばした水平ライン TOL 



オープンラインの概念


私たちがよく知っているローソク足では、現在値あるいは終値が、始値より大きければ陽線、始値より小さければ陰線となります。価格が上昇しているか、下降しているかは、陽線か陰線かを見れば一目瞭然ですが、トレンドを分析するにあたり、ローソク足のように、始値を基準とすることで、その後のトレンドを簡単に知ることができます。

そこで、主要マーケットと時間の管理システムでは、主要なマーケットの開始時間の始値、および上位時間足の開始時間の始値、を水平に伸ばした水平ライン、オープンライン(OL)をチャートに表示し、オープンライン(OL)を基準とすることで、トレンドを分析していきます。


主要マーケット管理システムでは、オープンラインをマーケットオープンライン(MOL)時間足の管理システムでは、オープンラインをタイムフレームオープンライン(TOL)と呼びます。

トレンド分析の考え方をローソク足と同様に考えれば、価格がオープンラインより上であれば、陽線、上昇トレンドであり、価格がオープンラインより下であれば、陰線、下降トレンドということになります。つまり、オープンラインという水平ラインが基準となり、価格とオープンラインを比較することで、価格は上昇しているのか、それとも下降しているのか、陽線か陰線か、などのトレンド情報を単純に知ることができるのです。


主要マーケットの始値であれば、マーケットオープンライン(MOL)を使って、マーケットが始まってから、価格は上昇中しているのか下降しているのか、陽線か陰線か、などのトレンド情報を知ることができ、上位時間足の始値であれば、上位時間足のタイムフレームオープンライン(TOL)を使って、上位時間足の新しい足が始まってから、価格は上昇中しているのか下降しているのか、陽線か陰線か、などの上位時間足のトレンド情報を知ることができます。





マーケットと1日のトレンドを知る


主要マーケットの管理システムでは、価格と、チャート上に表示されるマーケットオープンライン(MOL)を比較することで、マーケットが始まってから、価格は上昇中しているのか下降しているのか、陽線か陰線か、などの、マーケットに関するトレンド情報を知ることができます。

また、3大マーケットでは、隣接するマーケットのマーケットオープンライン(MOL)から作られるマーケットオープンゾーン(MOZ)との関係から、各3大マーケットが始まってから、価格は上昇中しているのか下降しているのか、陽線か陰線か、などの、各3大マーケットに関するトレンド情報を知ることができます。

下の図は、15分足チャートで、FXにおける1日の始まりから終わりまでを示したチャートです。黒色の水平線が、日足のオープンラインです。

図中に表示してある、主要マーケットのマーケットオープンライン(MOL)と3大マーケットのマーケットオープンゾーン(MOZ)と価格との関係から、個別の主要マーケットのトレンドや3大マーケットのトレンド、また1日のトレンドなど、いろいろなトレンドがこのチャートから読み取れます。


FXにおける1日の価格の推移と主要マーケットの関係



主要マーケットと価格変動


英国ロンドンを含むヨーロッパでは、為替全体数量の約半分ほどの取引量があり、これらの地域が価格変動に大きな影響力を持っています。実際、ヨーロッパの時間帯、英国ロンドンの時間帯から、価格が大きく動くことは日常茶飯事であり、ロンドンを含むヨーロッパからのトレンドにのることができれば大きな成果を上げる可能性は大きくなります。

また、米国マーケットが始まる時間は、ヨーロッパ勢がまだ取引をしている時間であり、このこともあって、ヨーロッパの取引量に、米国の取引量が加わる時間となることから、米国の地域での時間帯も、価格変動に大きな影響力を持つことになり、実際にも、大きな価格変動が生じています。

一方、アジアのマーケットでは、日本の取引量は小さいものの、香港シンガポールの取引量が大きく、これらの地域が価格変動に大きな影響力を持ちます。実際、朝 10 時からの香港シンガポールの時間帯から、大きく価格が変動することがよくあります。


このように、価格変動にマーケットの影響はたいへん大きく、デイトレードなど、1日のなかでエントリーと決済を行うような短期トレードでは、マーケットを無視すると、大きなリスクを抱えることになるので、短期トレードではマーケットに十分留意することが必要不可欠になります。


そのため、FASGR で提供する主要マーケットと時間の管理システムは、短期トレードをされる方の強力な武器になるのです。

ここまでで、「FASGR 3つの革新的テクノロジー」の解説は終了となります。
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