FASGR

新時代の移動平均線

BMA

基本編





新時代の移動平均線 BMA 基本編



BMA の 概要


新時代の移動平均線 BMA は、従来の古典的な移動平均線である単純移動平均線 SMAがベースであり、新しい理論を用いて、単純移動平均線 SMAを異なる視点からチャート上に表現した、SMAとはライン形状が異なる、これまでにない新しい移動平均線です。

新時代の移動平均線 BMA は、従来の古典的な移動平均線と比較して、大きく異なる優れた点があります。それは、トレンドにすばやく追随するとともに、トレンドの反転をいち早く見極めることができるということです。



SMAやEMAといった従来の古典的な移動平均線は、ぼんやりとトレンドを示してくれますが、遅行性といって、トレンドに遅れて表示されるという大きな欠点があります。そのため、その遅効性の影響から、トレンドの反転に対して反応が鈍くトレンドが、かなり反転してからでないとわからないといった致命的な欠点があります。つまり、従来の古典的な移動平均線は、トレンド分析指標として使われているにもかかわらず、トレンド反転がわからない、やっかいな致命的な欠点を持ってるのです。


そのため、トレードにおけるトレンド分析に、このようなトレンド反転がわからない古典的な移動平均線を使った場合、トレードで大きな損失を出す可能性が大きいということを認識する必要があります。



新時代の移動平均線 BMAは、SMAをベースにした新しい理論に基づいて、SMAやEMAといった従来の古典的な移動平均線の欠点を解消し、トレンドにすばやく追随するとともに、トレンドの反転をいち早く見極めることができるので、トレードする方が、最も知りたい価格がこれから上がるのか、それとも下がるのか、ということを知るうえで、とても役に立つ、革新的な最新トレードテクノロジーなのです。

そして、新時代の移動平均線 BMAの最も優れた点は、マルチタイムフレームの概念により、表示チャートだけでなく、上位時間足も含めた根拠のあるデータを考慮して、短期から長期に至るまで、あらゆるトレンドに対して、精度の高いトレンド情報を提供できることです。





従来の古典的な移動平均線との違い 


下の2つの図は、同じ計算本数 25本 の条件において、従来の古典的な移動平均線 SMAとEMAを新時代の移動平均線BMAと比べたものです。

上の図は、MAラインの方向と価格トレンドの方向に着目したもので、
急激な価格の反転が生ずる場合、従来の古典的な移動平均線は、急激な価格の変化についてこれなくて反応が遅れるために、トレンドの方向とMAラインの方向が一致しない場合が多いのがわかります。一方、BMAは、価格の変動にすぐに追随するので、トレンドの方向とBMAの方向は、常に一致しています。

また、下の図は、価格とMAラインとの上下関係に着目したもので、
トレンドの反転が生ずる場合、従来の古典的な移動平均線は、天井や底での価格とMAラインとの上下関係に規則性がないのに対して、BMAでは、天井では価格がBMAより下に位置し、底では価格がBMAより上に位置するという規則性があります。




BMA の特徴 


BMAの特徴は、従来の古典的な移動平均線との比較から、以下の3つがあります。




トレンドの方向が、BMAラインの方向でわかる

新時代の移動平均線 BMAは、トレンドにすばやく追随するという性質があり、トレンド状態にあるときだけでなく、それまでのトレンドが反転して新しいトレンドになった後も、いかなるときも、トレンドにすばやく追随します。 

これは、トレードするうえで、強力な武器になります。これから価格が上昇するのか、あるいは価格が下降するのかを、知りたければ、BMAラインの方向を見ればいい、ということです。それが、価格の未来を示す答えとなります。




トレンドの反転が、価格とBMAの上下位置関係でわかる

価格とBMAとの上下位置関係は、トレンドと、それに伴うトレンド反転に、大きな関係があります。トレンドがあるときの価格とBMAとの上下位置関係は、上昇トレンドでは、価格はBMAより上に、下降トレンドでは、BMAより下に位置します。これは、従来の古典的な移動平均線と同じです。

一方、天井や底といったトレンドが反転するところでは、従来の古典的な移動平均線と大きく異なることが起きます。新時代の移動平均線では、天井や底といったトレンドが反転するときには、価格とBMAとの上下位置関係は、トレンド状態の時から反転し、まったく逆な上下位置関係になります。

上昇トレンドであった場合は、価格は、BMAより上に位置していますが、トレンドが反転する際には、BMAより下に位置するようになります。また、下降トレンドであった場合には、価格は、BMAより下に位置していますが、トレンドが反転する際には、BMAより上に位置するようになります。

トレンドが反転し、トレンドが入れ替わるときには、必ず、価格とBMAとの上下位置関係が反転し、上下位置関係が逆転するという現象が起きているということです。



BMAラインは、トレンドの境界線である

さらに、ここでは、とても大切な現象が起きています。

それは、価格とBMAとの上下位置関係が反転し、以前とはまったく逆な上下位置関係になる過程では、必ず、価格が BMAライン をクロスするという現象、が起きているということです。

これは何を意味するか、それは、「BMAラインは、トレンドの境界線である」ということです。実は、BMAの名前の由来が、ここに現れています。BMAとは、Boundary Moving Average の略、日本語では、境界移動平均、つまり、トレンドの境界線を示す移動平均線という意味になります。

トレンドが反転し、入れ替わるときには、必ず、価格は、BMAラインというトレンドの境界線をクロスするという現象が起きているということです。これは、トレードするうえで、強力な武器になります。これからトレンドは反転するのか否か、ということを知りたければ、価格と、トレンドの境界線であるBMAラインとの上下位置の関係を見ていればいい、ということです。

価格はBMAラインをクロスしているか、価格とBMAの上下位置関係はどのように変化しているのか、それが、価格トレンドの未来を示す答えとなります。




ゴールデンクロスとデッドクロス



ゴールデンクロス、あるいはデッドクロスという用語は、短期と長期の移動平均線がクロスすることで、トレンドが反転するという意味で、以前はよく使われていました。

しかしながら、最近では、これらの言葉は、ほとんど聞くこともありません。それは、従来の古典的な移動平均線による長短の移動平均線のクロスが、実際には、トレンドの反転を意味しないことに起因していると考えられます。

一方、新時代の移動平均線 BMAでは、長短のBMAがクロスすることにより、トレンドが反転し、新しいトレンドが生ずることがわかっています。



ではなぜ、従来の古典的な移動平均線を使ったゴールデンクロス、あるいはデッドクロスによるトレード、あるいトレード分析がうまくいかないかということですが、

そもそも、これは、ゴールデンクロスやデッドクロスで使用していた従来の古典的な移動平均線そのものが、上述してきたように、トレンドに対して遅行性があり、トレンドの反転に対して反応が鈍い、ということに起因している問題だからなのです。

つまり、トレンドを正確に表さない移動平均線を使った長短の移動平均線のクロスは、トレンド反転を把握するための手法としては、意味がない、ということなのです。



一方、トレンドにすばやく追随するとともに、トレンドの反転をいち早く見極めることができるBMAでは話が違ってきます。従来の古典的な移動平均線を使った長短の移動平均線のクロスでは、トレンド反転の把握に対して意味がありませんでしたが、BMAを使った長短の移動平均線のクロスでは、長短のBMAのクロスが、トレンド反転の発生を意味します。

BMAでは、実際に、長短のBMAのクロスにより、ゴールデンクロスが生じると上昇トレンドへの反転、あるいはデッドクロスが生じると下降トレンドへの反転、が起こるのです。

そこで、
新時代の移動平均線 BMAを使ったトレンド分析では、長短のBMAのクロスを用いた方法をトレンド分析の1つとして用いています。また、長短のBMAは、1つの組合せだけでなく、さまざまな計算期間のBMAを使って、BMAのクロスからトレンドを見極めていきます。



以下のボタンをクリックすると、BMA のラインの種類や、上位時間足のデータを用いて中長期のトレンドを確認できるマルチタイムフレーム BMA の詳細や、BMAをトレードで活用するポイントなど、新時代の移動平均線 BMA の詳細な内容をご確認することができます。